「七瀬ふたたび」

図書館に行ったら「七瀬ふたたび」という本が目に入ったので、文庫本で目が疲れそうだが借りた。内容は忘れたが筒井康隆の小説で、昔NHKテレビでドラマ化されたのを観た記憶が強く残っている。

異質な人間というのはとかくこの世では住みにくい、超能力者となると一般社会とは歯車が合わず孤独な人生を歩むのだが、運命か偶然か同じような悩みを抱える数人が出会うことになる。

若い男女数人は人里離れた北海道の自然の中で共同生活をしようと実践するのだが、世間は彼らを残酷に追い詰めてゆき、一人また一人と死んでゆく。

七瀬は最期のシーンで「神様、なぜ超能力者をこの世に遣わされた