連載:俳句つれづれ

俳句つれづれ(その三)

私の暮らす地区の老人クラブからの依頼で、毎月の会報に「初心者向けの俳句に関するコラム」を書かせていただいています。今回は、三回目の原稿を寄稿しましたので、転載させていただきます。
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 俳句つれづれ(その三)
今回は、「俳句と川柳」の違いについて、お話しましょう。両方とも「五・七・五」の十七文字で表現し、共に「俳諧の連歌」の長句を起源としています。俳句は先頭の長句の「発句」でしたが、川柳はその後の短句七・七の次の長句五・七・五が起源で、江戸時代は「前句付」と呼ばれ独立しました。前句付の制約は、前の七・七で詠まれたことを受けて