四月歌舞伎座 第三部「桜姫東文章」

さすがに鶴屋南北作品、エロとグロの撚り合わせが凄い。
舞台は鎌倉、長谷寺の僧清玄(仁左衛門)と稚児白菊丸(玉三郎)は禁断の恋に落ち、海に身を投げて心中しようとする。香箱の蓋と身にお互いの名を記し持っていたが、怖気づいた清玄は飛び込めず、生き残る。そして17年・・

高級武士吉田家の息女、17歳になる桜姫。父と弟を殺害された上に重宝を盗まれ(よくあるパターン)、しかも自身の左手が開かないという奇病のため、出家を志す。
上品なお姫様と見えるが、屋敷に入った盗賊(仁左衛門二役)に犯されて子供を産んだ過去を持つ。しかもその賊に恋してしまい、彼の入れ墨(桜に釣鐘)