耳かきであなたの先祖が分かる

人間の耳あかは、各自の体質(遺伝子)によって、乾いて粉状になる乾型(カサカサ)と、松ヤニのように粘り気のある湿型(ネバネバ)の2種類に分かれる。

図1を見ると乾型(茶色)と湿型(水色)の世界の勢力分布がはっきりと読み取れる。「日本では7割から8割までがカサカサな乾型で、逆に欧米ではネバネバな湿型がほとんどで乾型はあまり見られない」。

世界では湿型が圧倒的に多く、乾型は東アジアの黄色人種によく見られる特徴で、中でも韓国と中国(中国山西省や韓国大邱市は100%)に多い。この2国から離れる程水色が多くなり、日本列島でも同じ傾向が見られる。

この調査から何