その本とは、
「誰も死なないミステリーを君に①、②」
井上悠字・著
ミステリーには、犯罪がつきものです。
ましてや「殺人」はミステリーと表裏一体ではありませんか。
この本は、その発想を、ひっくり返しています。
題名を見たとたん、手に取ってしまいました。
いまは「コロナ禍」です。
毎日のように感染者数の増加数が飛び交っています。
ましてや死者の人数が一万人を超えたと大大的に伝わってきます。
そんな時に「殺される」「殺す」という物語は敬遠したくなるのが人情です。
なんだか、この推理小説、今にマッチしている気がしました。
主人公はお金の