自分の納得はいらないということが腹の底から理解できた

宗教の覚者たちが口々にいう
生死一体や生かされていることなどについて
見聞きするときのこと。

そのときには

そうだな、
死と隣り合わせになっているのだな
命は凄いのだな
生かされているんだな
とわかるのだが、

それは頭でわかっただけで
身に染み入っていないのではないかと
いつも不信に思っていた。

死と隣り合わせを実感しようと
試みたりしていたのも
身に染み入ってわかるようにしたかったからだ。

楠恭さんの本を読むときも同様だった。
生死一如が宗教の肝であるという事が書かれていて
それを目にするたびに私は焦ったりしていた。

生死一如を身に染みて理