あけび庵の日記

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あけび庵の日記
朝ぼらけ雨を仰ぎて花は葉に
 初夏、花が散って若葉となったころの桜をいう。
花が散って葉桜になってしまったという惜しむ
思いと、桜若葉の美しさを愛でる思いが交錯する
季語である。子季語の「花は葉に」は、葉桜を眺
めながらも散り果てた花を忍ぶ思いがある。

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囀や古巣は偲ぶ葉隠れに
早足に又みる桜やえの里
ふくらみや手張り襖の尖り梅雨
伝え聞く雀隠れや兄の家
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カテゴリ:アート・文化