スピード調整後の先にあるものは

今週の日経平均は僅か3日で2,000円を超す急落、バブル崩壊の前兆なのでは?と驚かされた。しかしよく考えてみれば世界的な金融緩和の方向が変わったわけではなく信用不安が連鎖する環境にもない。従ってこの下落はこれまで良いとこ取りで上昇を繰り返してきた株式、特に米国ハイテク銘柄に警笛を鳴らす為の適度なスピード調整の一環だと見るのが妥当であろう。

経済正常化が進む米国で物価上昇圧力が強まり、日米の金融市場を揺さぶっている。FRBによる金融引き締めが早まるとの観測から米長期金利が上昇し、ナスダック株が急落。もともと軟調だった日本株は、コロナの変異株感染拡大も相ま