【山の人魚と虚ろの王】 作=山尾 悠子を読んで

山の人魚と虚ろの王(単)141 
   山尾 悠子  

新聞の広告に惹かれて、予約をしていた本。
なんと箱入りである。
箱はそっとはずして汚れたり破損しないよう仕舞って置く。

「飛ぶ孔雀」で、山尾さんは、泉鏡花賞、芸術選奨文部科学大臣賞、日本SF大賞の三冠に輝いた作者。
もちろん、「飛ぶ孔雀」は未読である。

この「山の人魚と虚ろの王」を読んではみたが、さっぱりわからない。
何を言いたいのか、何を描きたいのか・・・。

ただ読んだ後、物語の場面場面が強烈に脳裏に浮かぶ。
これがすごい。
風変わりな若い妻を迎えた男。
秋の新婚旅行。
その旅は「夜の宮殿