連載:妄想爺やの春夏秋冬2

自分の半生を他人に語りがちな老い

まあ、僕もそうかもしれないが、酒の席などで、高齢者は昔ばなしをすることがよくある

それも、若い頃の体験だけでなく、自分の生き様、人生観などの話しだ

戦争体験者は、誰にもかにも、その体験談を話したがらない人が多いように思う

しかし、相手や、その話す時期によっては、赤裸々にその壮絶な体験談を語り出したりもする

後世に、戦争の無益さ、悲惨さを語り残そうという意志もあるのだろう

ただ、誰しも高齢になると、自分の半生を他人に語る人は多いと思う

色々な人から、半生の話しを聞いたことがある

なかには、いわゆる遺書や遺言のごとき会話をする人もいた

話し相