連載:妄想爺やの春夏秋冬2

昼寝まで 建てては壊す 子の積み木

コロナ禍に、子供も家で過ごす時間が増えているはずだ

僕は子供の頃、昆虫採集三昧の日々であった

もし、昨今の子供のように、お家時間が多かったならば、どうだっただろうか

カマキリが揚羽蝶を捉えて、生きながらに食べてゆく弱肉強食の自然の摂理を、目の当たりにして知ることは無かったかもしれない

大人になってから、人間も食物連鎖の生き物であると、わかるようになったのも、昆虫の本能むき出しの生態の観察から学んでいたのだと思う

兎にも角にも、はやく、コロナ禍から明けてほしい人間社会だ

拙句1句

昼寝まで
建てては壊す
子の積み木

子供が家やお城や塔を積み