ジョージ・オーウェル著 高橋和久訳『一九八四年』読了


いやはやコワーイお話です。

第二次世界大戦後まもなく書かれた本で、1984年というのは書かれた当時は未来です。

第三次世界大戦が起こり3つの超大国に分かれ、イギリスはオセアニアという国に飲み込まれている。

独裁者はビッグ・ブラザーというから、英語圏の人間が支配しているのでしょう。

何しろ完全に管理された社会で、常に監視されています。

反権力的な考えを持っただけで重罪になり、逮捕されます。

思考警察という頭の中を取り締まる組織すらある。

そこら中にテレスクリーンというカメラと受像機が一体化したような装置があり、表情さえ監視されています。