老子×孫子 蜂谷邦夫、湯浅邦弘 100分で名著 読書メモ 

半月ほど、「老子×孫子」の読書にかかっている。毎日少しづつというわけで、6月一杯はかかりそう。以下は、その都度、気づいた印象などを書き留めたものである。


〇 老子にとり、「柔軟」であることは、大切なことだという。柔軟は、水に象徴される。丸い器に入れれば丸く、四角な器に入れれば、水は、四角にもなる。
・水は意図なく流れ、しかも、大地に恵みもたらす。水は、無言で、作為なく行い、益を与えている。こうした無言で行われる水の在り方こそ、素晴らしいのだという。

・「柔よく剛を制す」と言われる。天下に水ほど柔弱なものはない。しかし、堅強なものを攻めるとき、水ほど