連載:科学・数学

ユリイカ! (マニアックなメモ)

30年以上むかしに愛読していた、パズル本を書棚からひっぱり出して読んでいる。むかし解いたパズルのお題には、解決済マークがしてあるけれど、いまフラッと眺めても解ける気がしない。むかし解けたものがいまは解けないと感じるのは、やや寂しい感じがする。それはむかしほど解く気が湧いてこないためだと思う。

パズルや数学の問題に向かい、解けるときになんとなくザワザワと予感がするものだ。まだ解いていない問題が、解けるという予感がする。これは不思議な現象で、意識できない領域では答えを見つけているのかなと思う。それが顕在化して現れて、答えを得たときは、例えようもない快哉を叫