連載:日常1

「暑かったぁ」

九時に家を出た。空は晴れていた。日差しが強い。長袖と手袋、首には綿のスカーフを巻いた。

信号で停まった。ジリジリと太陽が照り付ける。手袋を取った。手のシミは何とかなる。婆様たちの手は白い。

走る人が来た。厳重なマスクをしている。大丈夫なのか。今度は自転車。流石にマスクはしていない。またきた。マスクなし。

走る人も自転車も今までで一番多いが、両方にマスクなしが増えている。

長袖を脱ぎたいが日焼けも困る。ファスナー下ろし、バサバサでバイクを走らせる。

娘宅に着いた。涼しい。朝からエアコンは当たり前という感じ。

お昼過ぎに昼寝をしない3歳児を連れて