私が幹事をしていますネット句会「大阪北句会」の7月例会がおわりました。席題「蟬・百合・当季雑詠」で、21名参加、99句を互選で競いました。上位句を掲載さえていただきます。
1位 空蝉や背割れドレスは琥珀色 (H.S)
【評】背の割れた空蝉からドレスのファスナーを脱ぐイメージに繋げた比喩、何とも心憎い。
2位 鳥辺野の湧きて膨るる蝉時雨 (K.H)
【評】鳥辺野は、平安時代以来の墓所で藤原一族の火葬の地。由緒ある地で誇らしく鳴く蟬。京都を知り尽くした人の雅の心が伝わる句である。
3位 黒塗りの改ざん書類なめくじり (O.H)
【評】問題の改ざん資料