浴衣ざらい会を終えて その② ゾーン!?

あれから十日を過ぎ。
三日目辺りから改めて腰を上げ、今は扇子の練習をしています。
五年半も経過しているというのに、扇子がしっくり手に馴染んだという実感を得たのは浴衣会の直前。
利き手の右手だけでしたが、扇子が手のひらに納まって安定し、一体となった感覚。
扇子は手先の続きであり、体の一部であるというのが日舞。
錘でもある要(かなめ)という留め金の小さな突起部を常に指で押さえるべし、と。

習い始め当初からそれは言われておりましたし、認識もしていた。しかし、言うは易しで早や幾数年。

☆それが試行錯誤で掴み具合やら乗せ具合等、安定させるにはどこがいいのか、探