連載:妄想爺やの春夏秋冬3

長雨、大雨にスニーカーが濡れてばかり

雨の日が、これだけ続くと、濡れた靴を乾かす間がない

普段、スニーカーを履いている

雨に濡れないよう、撥水スプレーを噴霧してはいる

それでも、大雨には太刀打ちできない

とくに道が水溜りだらけになれば、スプレーなど効果などない

まさか、長靴を履く気もしないし

子供らが長靴で、水溜りをじゃぶじゃぶ縦断するのを見て、懐かしくなったりもする

僕が子供の頃、街なかの道には舗装されていない地べたの歩道があった

雨が降り、道に水溜りができると、その水中に伸び縮みしながら細長い全身を左右に振りながら泳ぐ黒色をしたヒルが現れた

生き物に吸い付いて血を吸うあ