忍者(スパイ)の仕事は秘密を盗むより、デマを流すこと(2)

 長くなってしまったので、日記を2っに分けました。

 日露戦争における明石元二郎大佐の活躍も書いておこう。左翼の歴史では与謝野晶子の「君死に給うことなかれ」の詩などで反戦気分を宣伝するが、国民全体としては日清戦争後の三国干渉で露・独・仏に日本の権益が奪われたことで「臥薪嘗胆」の気分が強く、戦争反対を唱える人などほとんどいなかった。晶子の詩について批判した人は大町桂月くらいで、思想的にはほとんど無視されてた。晶子自身、第一次世界大戦には戦争賛美を歌を作り、息子を「勇ましく戦って来い」と送り出す歌を詠み、「無思想の美文家」とされている。

 さて、日露戦争