連載:八ヶ岳南麓の民俗散歩

八ヶ岳の三社まいり

八ヶ岳南麓の樫山村には三社まいりという風習が終戦までつづいていたそうです。

毎年7月1日から二百十日まで、各集落の代表が持ち回りで、毎日1人が代参していたそうです。

一枚目の八ヶ岳権現では、雨乞いを祈願していたそうです。

八ヶ岳を崇拝する場所で「何故雨ごいなのか?」は、私見ですが、南麓で雨が降る時には、八ヶ岳から雲が湧いてくるためではと考えています。

八ヶ岳権現の脇に五幹の松と呼ばれる松の大木がありますが、半分枯れています。

場所は風切りの松林と呼ばれる防風林の中です。

二枚目の日吉神社、樫山村の氏神様で、ここでは晴天を祈願していたそうです。