古典落語の薦め・・・聞くから演ずるへ

 仙台にもやっと寄席の花座が開かれ、向山高校卒業の春風亭与いちが二つ目に昇進した。
元々宮城県出身の落語家は少なく、彼が仙台最初の噺家であろう。来る12月の昇進発表会は予約席完売と聞く。
 周知の通り、江戸落語は京都のお寺で門徒宗を集めた説法に由来すると聞く。明治期から前座、二つ目、真打の身分階級によって支えられてきた今、東西合わせて千人余りが約500の噺を伝えている。
 
テレビ番組に登場するから落語家を知らない人はいない。しかし、前座、二つ目を知る人はいない。何しろ真打になるまで、前座四年、二つ目で10数年の修行を要する。
さらに、素人で落語を話せる