日記128 家の中の子供/ペイター

 ウォルター・H・ペイター著「家の中の子供」(菊池武一訳、集英社世界文学全集42)読了。日記 2「真夜中の子供」でこの本に触れていた。やっと読んだ。
 遠い記憶を呼び戻せば、学生時代、英語力があった時に英書購読で読んで、文体の複雑さの印象と古き英国の雰囲気を知り今も英国の歴史風土は好きである。また宮廷画家ワトーもこの本で知ったのだった。
 原題はThe Child In The House。著者ウォルター・H・ペイター(1839~94)を紹介しておく。Wikipedia より。
 医者の息子としてロンドンに生まれる。幼少時に両親を亡くし、オックスフォード