連載:テレビ・映画など

「日本沈没―希望のひと」を観る(その1)(1619)

 「日本沈没」は1973年、発表された小松左京によるSF大スぺクタル小説だった。大変なベストセラーとなった。映画化も二度もされ、テレビドラマ、ラジオドラマ、さらには漫画、アニメに至るまで、それは及んだ。
 wakohは、ICUの新米教員から、中堅となりかかる頃であり、多忙を極めていた。ゆっくり読んだり、視たりする暇もなかった。だからよくは知らぬままだった。
 ところが、この度、TBS日曜劇場で、「日本沈没」が再び取り上げられるという。今回は、主として次の2つの理由から、時間があった場合には、できるだけ観るようにしている。

 まず、「日本沈没」を強く訴え