さんが書いた連載テレビ・映画などの日記一覧

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NHKの「新プロジェクトX」を慶ぶ(1982)

 wakohは、NHKの「プロジェクトX」は楽しみに観てきた。教えられることも多かった。感動したこともあった。それがいったん終了したのは、だから残念でもあった。それから、もう18年も経っているとは。  それが、この度「新プロジェクトX」として、戻ってくるという。復活といってもよいのか。楽しみだ。  今晩7.30分から、その初回があるというではないか。早めに夕食を終え、待ち構えていた。83分の拡大…

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NHK土曜ドラマ「お別れホスピタル」(1963)

 突然タイトルの土曜ドラマのことを掲げた。  もう一時間後には、始まるドラマのことを、その直前になって記すとは、果たして何人の方の目に留まるかは全く分からないが。  実は、ごく最近になって、タイトルのドラマのことを、かつての教え子、(東大社会心理学科での)笠浦友愛君から、彼が演出を担当している、この土曜ドラマの紹介状が届いたのだった。  今までにも、何度もユニークな土曜ドラマの演出を笠浦君…

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NHK朝ドラ「らんまん」終わる(1920)

 wakohがテレビをよく観るようになったのは、やはり現役を退いてからであろう。wakohは1992年3月末で東京大学を定年退官するなり、その翌1992年4月から帝京大学の教員になった。その辞令には、「定年は70歳とする」と明記されていたが、創設者で、総長・学主などを務めてもいた、冲永莊一博士の意向で、結局満76歳までフルタイムの教員を続けていた。白内障の手術を除けば、殆ど病気一つしたことがなか…

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猛暑から一転、集中的豪雨から停電 その後、映画鑑賞まで(1902)

 7月中は猛暑に魘されていた。今日は早くも8月だ。朝から猛暑の気配。ところがどうしたことか、予知されていなかったのではなかろうか、気象状態が昼頃から激変。集中的豪雨に見舞われた。まさかの停電になろうとは。それは30分ほどで修復したものの、戦後のしょっちゅうあった停電を思い出させられもした。  気温も一挙に10度くらい下がったのではなかろうか。  一時はどうなることかと案じられもしたが、予…

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一種の偶然か:2つのテレビ番組に知己が相次いで主役として登場(1895)

 昨日、6月24日のことである。  午後1時からのあるテレビ番組に、ある知己の方が登場されるとの報知があった。  NHKのEテレにだ。急遽予定を変更して、その番組を待ち構えていた。1時から2時まで、「心の時代」に、小塩節さんが登場されるというのだ。小塩さんは、今年に入ってから亡くなられた。wakohの1年先輩だ。亡くなられた時は91歳だった。その番組は「再放送」とのこと。  「追悼 小塩節…

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和而不同(和して同ぜず)(1891)

 wakohが日ごろ使っている皿の一枚には、實篤のサインと印が押され、絵をよくした實篤の、ナスとピーマンの絵が描かれ、タイトルに掲げた「和而不同」の文字が書かれている。實篤とは、言うまでもなく、小説家、武者小路実篤のことである。志賀直哉らと雑誌「白樺」を創刊。「新しき村」を作り、絵もよくし、人生肯定、人間信頼を唱えた。作品に「お目出たき人」「友情」「真理先生」などがある。  「和而不同」とは、…

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映画「サンセット大通り」を観る(1885)

 wakohは映画は好きな方だった。ある時期には、封切の映画を、もちろん選択的にではあるけれど、観に行ったりもした。また、「飯田橋ギンレイホール」という名画座の会員ともなり、その更新を重ねていた時期もあった。  けれども、次第に億劫にもなり、余り観ぬようになってしまった。コロナ禍はそれに拍車をかけるようになる。そうこうするうち、飯田橋ギンレイホールも閉館となってしまう。それも、新聞などを通して…

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伝記と映画;「われ弱ければ―矢嶋カジ子伝」を観る(1870)

「伝記」とは。『広辞苑』によれば、“①個人一生の事績を中心とした記録。②あることについて語り伝えられてきた記録。”とある。  最近、地方に住む長男から連絡があり、4月14日(金)に、自宅からは比較的近くの「杉並公会堂」で、タイトルに掲げた「矢嶋カジ子」についての映画があるからとのことだった。言うまでもなく、矢嶋カジ子は現在も名門としてある「女子学院」の院長にもなり、また「日本キリスト教婦人矯風…

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箱根駅伝余話―出場校とのwakohの微かなつながりなど(1827)

 箱根駅伝が、これだけ高い視聴率を誇っているのには、いくつもの理由があるだろう。  大体、人は(無責任に)、何らかのテーマに関して、順位をつけたり、それにのめり込んだりしがちだ。  また予想と実際の合致ないし背離なおどの程度にも関心を持ちがちだ。  順位の変動なども人の興味を呼びがちだ。  出場大学のいずれかの卒業生だったり、関係者が卒業生だったり、あるいは若者の場合は、そういう大学…

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続・箱根駅伝(1826)

 ここで一気に箱根駅伝の日記を書こうとした。ところがまたも途中で、すべて消えてしまうではないか。いくら復元を試みても、どうにもならない。  またまた諦めて、次を期することとした。  こんなひどいものに、何人もの方々がお読みくださったようだ、謹んでお詫び申し上げる。  それはそれとして、箱根駅伝は正月恒例のイベントであり、テレビ中継には、実に多くの方々が視聴しておられる。  wak…

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WCベスト8進出ならず(1810)

2022年ワールド・カップ決勝リーグは始まった。日本は、予選リーグで、かつての世界王者に輝いたことのあるドイツ・スペインを撃破しての、決勝リーグ進出である。  いろいろな事前の予想を観ると、クロアチアは前大会で、準優勝にまで行った強豪とのことである。しかし、日本は勝ち運に恵まれている。きっと、勝ってベスト8に進出するだろうとの希望的観測をも含めた下馬評である。  そうとあれば、4年に一度しか…

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 サッカー・ワールドカップは決勝リーグへ(1809)

 もうまた日にちが経ってしまった。ワールド・カップは12月1日、予選リーグで日本は強敵スペインとの対戦だった。日本時間で12月2日4時からだという。W杯で優勝経験のあるスペインは、コスタリカを7-0で圧勝していた。ところが日本は、そのコスタリカに1-2で敗れていた。  サッカーに疎いwakohは、とても敵わないであろうと思い、前の晩遅くまで起き時には、すでに際は終了しており、何とスペインを逆転…

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「一橋桐子の犯罪日記」第5夜、最終回を観終わって(1792)

 「一橋桐子の犯罪日記」予告編を記したのは、10月8日夜10時スタートの土曜ドラマだった。(1778)  かつての東大社会心理での教え子、NHKディレクターの笠浦友愛君演出のドラマだったからだ。  その「第一夜を観て」を記したのは、10月9日(日)だった。(1779)  第2夜までが笠浦君の演出で、第3夜と第4夜は、NHKのディレクターの方だが、笠浦君担当ではなかった。もちろん、それも観た…

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「一橋桐子の犯罪日記」第一夜を観て(1779)

「一橋桐子の犯罪日記」のスタートを予告した責任もあり、wakohはもちろんその第一夜を、昨晩家内とともに視聴した。  だが、その感想のようなものは、ご覧下さった方がに委ねたい。とても、wakohには、言えそうにもない。  大体、wakohには、何とかして犯罪を犯して、刑務所に入りたいなどと言う発想は、今まで全くなかったので、思ったこともなかった。  けれども、なるほど、そう言う発想もあり得…

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予告:土曜ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」が10月8日(土)夜10時スタート(NHK G)(1778)

 こんなタイトルをご覧になったら、wakohさんどうかなったのと、訝しく思われるかもしれない。われながら、wakohの日記にしては相応しくないような気もする。  だが、以下の事情による。しばしお許しあれ。たびたび申しているように、wakohはもう91歳になる老残だ。けれども、30年以上前には、現役のバリバリだった時期もある。東京大学文学部社会心理学研究室の教官だった。  そして、教え子の中に…

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映画「おかあさん」を観る(1739)

 wakohはどちらかと言えば、映画はよく観る方だったかもしれない。けれども、歳をとるにつれ、一つの映画を2時間じっと観ているのが、だんだんしんどくなって来たりすることもあり、家内は家でBSの映画を楽しんでいたりするので、だんだん映画館にも行かなくなっていた。二本立ての名画座のパスまで持っていたのだが、それも何時しか破棄してしまった。  そんな具合だったのに、突然一体どうしたことか。我ながら、一…

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箱根駅伝(1632)

 正月3ヶ日も早くも終わった。息子も、孫娘の夫も、今日からは、もう御用始めだ。呑気になどしていられない。  だが、年老いて、リタイアして久しいwakohは、そんなこともなく、呑気に日記などに向かわんとしている有様だ。    今は、正月恒例の行事ともいえる、箱根駅伝について、出場した大学のwakohとの関わり合いを主として、少しだけ述べてみようか。  歳時記のテーマですらある。2日の往路、3日の復…

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「日本沈没」(その3)「黒幕を暴け 世界と命のかけ引き」(1622)

 11月28日(日)放送の「日本沈没」には、「黒幕を暴け 世界と命のかけ引き」というおどろおどろしい副題が掲げられていた。wakohは乗りかかった舟だ、一応凝視した。  「日本沈没」を、自らのシステムから導き出した田所博士は、機密情報漏洩の廉で、東京地検の拘留されてしまう。  世界的権威とされるピーター・ジェンキンスは、日本沈没を否定する。どうしてか。そういう情報を流している人物がいるはずだ。…

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「日本沈没」(その2)(1620)

 wakohは今更、「日本沈没」の筋書きを辿ってみようなどとは思わない。けれども、前の日記のコメント欄にも記したように、単なる絵空事とは思われなくもあるので、ごく簡略に(その1)の後を追ってみたい。  当初は田所博士の「沈没説」に懐疑的で批判的だった小栗旬演じるところの主役の官僚天海は、田所博士の予言通りに伊豆の日之島が実際に沈没するのを目の当たりにして、次第に田所博士の所信に近づいていく。関…

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「日本沈没―希望のひと」を観る(その1)(1619)

 「日本沈没」は1973年、発表された小松左京によるSF大スぺクタル小説だった。大変なベストセラーとなった。映画化も二度もされ、テレビドラマ、ラジオドラマ、さらには漫画、アニメに至るまで、それは及んだ。  wakohは、ICUの新米教員から、中堅となりかかる頃であり、多忙を極めていた。ゆっくり読んだり、視たりする暇もなかった。だからよくは知らぬままだった。  ところが、この度、TBS日曜劇場で、…