連載:宗教3

安心と不安の逸話によせて (自分のためのメモ)

武山廣道さんの「達磨安心の逸話」の解説が、こころにしみました。

達磨安心の逸話とは、達磨大師に対し、慧可という修行僧が心の不安を訴え、どうかこの心の苦しみをお救いくださいと願った逸話です。
(達磨大師は中国からやってきて仏教を中国に伝えた人。慧可は、達磨の法をつぎ第二祖となります。ここから中国禅そして日本の禅への流れが生まれます。)

慧可の不安とは、どうやらパニック症候群のような状態で、不安で不安でたまりません、これを取り除きたく、どうにかしてくださいというものだったようです。

訴えに対して達磨が言った言葉は、そんなに不安なら、オレの目の前にその不