懲罰委員会に掛けられるところだった

コンテナ船のコンピュータの不具合調査で出張したときです。
私はまだ新米でベテランのSEのAさんの補助員でした。

どう調べてもコンピューターは異常はない。Aさんはセンサーを見てきて欲しいといい、私は制御室を出て甲板を見たけど分からない。
近くにいた船員に聞いたら最上階の甲板にあると。

そこに行くには鉄梯子を登らないといけない。
10mくらいある。

私は子供の頃、猿という異名を付けられた木登り名人。
でも10mは怖いかな、と思いながら登りました。

船は係留中だったけど、微かな揺れはあります。
何とか登り切り、制御箱を点検して。降りる時です。

手摺り