め Ⅱ

歌の仲間の女性のひとりから私の体調を気遣う言葉をかけられて、じっと見つめられた。
そのとき私はこの眼差しを絵に描きたいと強く思った。

その後この女性から描くことの承諾は得たが、それからなかなか筆が進まない。

以前にアラブ系の女性歌手を描いたことはあるが、知人を描くのは初めてで、似ているようにしなければならないし、自画像のようにきたない顔にするわけにもいかないから難しい。

展覧会が近づいていよいよになって一気に描き上げたが、本人がこれを見て気に入ってくれるか気になるところだ。


「め Ⅱ」 F 6 水彩

カテゴリ:アート・文化