神秘的な映画、アンドレイ・タルコフスキーのNOSTALGIA

画面がとにかく綺麗。
どのシーンを見ても構図がきっちり決まっていて、
フィルムの一コマ一コマが絵になるくらいに美しい。

詩的な情景描写で、ストーリーらしきものは無く
まるで演劇のように物語りが進んでいく。
映像で作られた一遍の詩。

タルコフスキーのお得意の表現
流れ落ちる水と床に溜まった水
水底には朽ち果てた建築物のかけら
鏡に映った虚像の風景
さらにまるでインスタレーションのように置かれた静物たち

そして、意味深な、いや意味を持たないセリフ

どれも詩的で美しい。

カテゴリ:アート・文化