十六夜の月と歌会始

今夜は十六夜。昨日は今年初めての満月でした。
十五夜に比べて、やや月の出が遅れるので、その様子を「ためらいがち」と感じ、そこから、
「ためらう」=「猶予(いざよ)う」→「十六夜(いざよ)う」と呼ぶようになったそうです。
「月がためらっている」なんて、本当、どうしてこうも、日本人はロマンチックなんでしょうか。

望月をためらいつつもいずるかな君に似たるや十六夜の月

また、昨日は皇居では歌会始でした。
今年のお題は「窓」でした。
御製(天皇陛下の和歌をこう呼びます。おみくじにも使われますよね)
世界との往き来難(がた)かる世はつづき 窓開く日を偏(ひとへ)