連載:古道三昧

防人ご苦労

なんで遥々東国から防人を集めて九州の防衛にあたらせるのかという疑問があって、多摩丘陵には防人の丘というのもあるし、ちょっと調べてみたくなった。

武蔵国は埼玉・東京・神奈川一部を含むのだが、自由民権運動の発祥の地であったり、秩父事件が起きたり、在民が団結して事を起こす力が昔から強いのかも知れない。
多摩ニュータウン大規模開発も言ってみればそのDNAか。
大和朝廷としてはこの地の危険分子を人質にして遠ざけておくシステムを採用したというところか。大化の改新以後150年間にわたり、防人システムは稼働した。

防人は全部で3000人で、対馬・壱岐・筑紫に配備され