連載:ため込んだ古代史への周回

古代史への周回 アラカルト 5

さてその筋書の概ねは、比較的良く知られている海幸山幸の神話ですが
古事記日本書紀を比較しながら検証すると、ここにも明らかに何か
作為的な意思がかんじられます。まず古事記は、天孫降臨した二二ギノ命は国つ神オオヤマツミの娘、木花佐久夜比売と結婚し、俺の子かどうか疑った夫婦喧嘩の末、比売はお産の御殿に火をかけてこの火事の中で無事に3人の子供を産みます。

第1子がホデリ 第2子がホスセリ 第3子はホオリまたの名をヒコホホデミ として
第1子ホデリを海幸彦として、のちの南九州隼人族(海人)の祖と伝え第3子のヒコホホデミを山幸彦としています。
そして第2子のホスセ