連載:妄想爺やの春夏秋冬7

川の流れのように 人生の春を想う

古今東西、人生は川の流れにたとえられている

住んでいるあたりに、いくつかの川が流れている

僕はよくよく、まちなかを歩いて回る

奈良公園界隈だけに、歴史、文化を感じる町並みだ

万葉集に詠まれたりもした川もある

水深は数十センチほどで、深くはない

とは言え、それなりの生態系が営なわれているのを見ることがある

川には、鴨、鷺などが、絶えず泳いでいたり、佇んでいたり、歩んでいたりする

ということは、小魚などが棲んでいるということ

川底の砂場から潜んでいた大きなミドリガメが姿を現したりもする

比較的、深い処には、数十センチの鮒や鯉が、じっと水中