連載:続・身の回りの事どもの中から

ひとつの告白:非生産的日々―この10日間を顧みて(1674)

直前の日記では、これからしばらく小休止する旨を述べた。
 それから、既に10日も経ってしまった。あっという間だった。その間、さぞなすべき課題に取り組んでいるはずだった。ところが、多少思い描きはしたものの、具体的には、結局一字も書かぬままとなってしまった。
 何たることぞ。どうしてそうなってしまったか。
 人間には、誰しも多かれ少なかれ「自己正当化」がある。自らの行ったこと、考えたこと、しようとしていたことなどを、尤もらしく装う、自分は正しかったのだと、思いたがる傾向がある。それは必ずしも否定されるべきではないかもしれない。それだからこそ、生きていることが