連載:家族

老いては孫娘に教えられ(1675)

 またもや1週間近く空いてしまった。どうしてか。やはり、思いがけなかった、車を避けようとしての、転倒、肋骨の骨折が、少なくとも一つの原因ではあろう。
 その後比較的順調に回復してはいるものの、矢張りショックではあった。90年を超える今までの生涯の中では、骨折などは、全く初めての経験だった。我ながら「年老いたり」を否応なしに実感させられた。
 心なしか、子どももそれ以降は、何かにつけて気を遣ってくれているようだ。
 まさに「老いては子に従え」なのであろうか。

 ところが、昨「春分の日」には、それどころか、タイトルに掲げた「老いては孫娘に教えられ」を体験し