連載:古典芸能

正月以来の国立演芸場

コロナ禍で、古典芸能界も少なからぬ影響を受けている。
国立演芸場や国立劇場も、国の方針に合わせ、休演や観客数を制限して対応して来た。
かつては、週1回ほどの頻度で、落語や歌舞伎を楽しんでいた。
最近は、月1回を目途にしているが、2月は東京の感染者急増で自粛し、チケットが無駄になった。

昨日、国立演芸場3月中席を観たが、正月以来の隼町通いになる。
寄席では、講談を除く落語以外の演芸を色物と呼んでいる。
落語より歴史がある講談に一目置いているのだが、今回のように大勢の講釈師が出演するのは珍しい。
人間国宝で日本講談協会の名誉会長である神田松鯉(しょうり)、