連載:心理学

桜にふれる 心にふれる>"Vitamin S:他人ビタミン"

楽しきかな。
開く桜にあうは楽し、心ひらく人にあうも楽し。
徳川時代につくられた日光街道そばに権現堂という桜堤があり、その桜に誘われての自転車散歩(ポタリング)。

その堤には、白砂糖の筋に群れる黒アリのような人々の歩みがつづく。
わが身もそのアリになり、とふとふ進めば、袖ふれあう人がなんにんか。

最初に「こんにちは」と声かけたのは、子犬つれの女性。
女性「こんにちは」
わたし「かわいいワンちゃんだね」
女性「ふふ、どうも」
わたし「サイクリングがてら桜見物にきました。K市のW町から」
女性「あら、わたしもW町です」
そのあと、わたしの電動アシスト自転