連載:短歌、百人一首

[三十六歌仙]28 藤原高光。さるとらへびよ、わしが相手だっ

■■藤原高光■■
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春すぎて ちりはてにけり 梅の花 ただかばかりぞ 枝にのこれる
春が過ぎて散り果ててしまった梅の花であるが、ただほんのわずかばかり枝に残っている

■■藤原高光■■
藤原高光は当時大人気だった人物
あの藤原氏北家の右大臣藤原師輔の八男
超セレブのお坊っちゃま

お母さんは斎宮の雅子内親王
斎宮の息子というちょっと珍しい生い立ち

それだけでも話題の的なのに
三十六歌仙に選ばれるほど滅法歌がうまい

誰しもがうらやみ、将来を約束されてい