連載:家族

母の日、結婚記念日(1697)

 このところ数回、ここでの日記で、wakohは交友を回顧する日記を書き始めた。幼稚園時代、小学校時代まで来た。
 それは、wakohにとってこそ意味あるにもせよ、この趣味人倶楽部の方々にとっては、恐らくどうでもいいことであったろう。それを承知の上、書いてきたのは、ただwakohの歩んできた過去を顧みるということだけではなく、wakohの歩みを敢えて露呈することを通し、wakohと言う人間がどういう男かを、示そうとしたからでもあった。
 それ以上に、卒寿を過ぎた今、大多数の友人・知己の方々が、すでに亡くなってしまったことを悼む思いだった。たとえ肉体は滅んで