連載:俳句コラム

コラム「俳句れづれ(その十六)」

私が地域の老人クラブの会報に連載させていただいています俳句初心者向けコラム「俳句つれづれ」。今月の原稿を書き上げ提出しましたので、転載させていただきます。

ーーー俳句つれづれ(その十六) 一世ーーーー
俳句の定型は、「五・七・五」の「十七音」です。
これは、字数が「十七字」ではありません。声に出して読んだとき「十七音」のリズムであるということです。例句で確認しましょう。『夏の蝶日かげ日なたと飛びにけり(虚子)』この句を、かなで書くと「なつのちょう ひかげひなたと とびにけり」で、字数だけなら、上五「なつのちょう=六文字」になりますので十八文字です。