あきない世傳金と銀 12


あきない世傳金と銀 12  高田郁 評価 ☆☆☆☆

浅草田原町に「五鈴屋江戸本店」を開いて十年。
藍染め浴衣地でその名を江戸中に知られる
五鈴屋ではあるが、再び呉服も扱えるようになりたい、
というのが主従の願いであった。
仲間の協力を得て道筋が見えてきたものの、
決して容易くはない。

因縁の相手、幕府、そして思いがけない現象。
しかし、帆を上げて大海を目指す、という
固い決心のもと、幸と奉公人、そして仲間たちは、
知恵を絞って様々な困難を乗り越えて行く。
源流から始まった商いの流れに乗り、
いよいよ出帆の刻を迎えるシリーズ第十二弾!!
という、出帆