一言で黒と言ってしまうと、深みの表情も無い気がします。
色の四原色で、YMCKのK色だけではやはり薄っぺらな見た目です。
クルマの黒でも高級車に成る程に深みを増します。
何層も塗りを重ねるからで、色の層が光りを屈折させての深みにもなるようです。
デジタルでの色作りをする中でも無駄ですが、他の三色を少しでも混ぜ合わせます。
深い黒は、多くの色を混ぜた無駄の漆黒の色合いとも言えます。
画面や紙の上では、立体的な色の層を感じさせる事は難しいですから。
何事も余分を、そっと忍ばせてこその見事さです。
黒の世界にも、黒だけで無い何かを・・・