連載:短歌日記

現代歌人集会 春季大会講演会に参加 7月23日


現代歌人集会の講演会に参加した、テーマは、「歌の読み方、読まれ方」中でも興味深かったのは、松村正直さんの基調講演だった。小生なりの解釈を含めて紹介する。

価値観やライフスタイルが多様化する中で、歌の読み方、読まれ方も多様化して難しくなっている点を四つのキーワードをあげて指摘している。

① 東日本大震災、被災圏内と被災地圏外と読む人の位置によって、全く異なっている。原発事故という他の大震災や天候被害とは決定的な違いによって、読み手と読まれて手の間で相互の排除がはじまっている。

② 無記名作者名、一首だけで読んだ場合、連作として読んだ場合、また、全く