ヤマハ河合戦争

数十年前の話です。
通産省に河合楽器から訴えがあった。
何者かに株を買い占められていて乗っ取られそうだと。

通産省が調査した結果、河合の株を買い占めているのはヤマハと判明し、ヤマハを呼んで事情聴取した。
ヤマハはその理由を話した。

ヤマハは楽器の販売店と特約店契約してピアノを売っているのに対し、河合は直販している。つまり販売店は河合の店である。
販売員は全て河合の社員。

販売のノルマがきつい。
営業マンに対するかけ声は「ヤマハに追いつけ、追い越せ」だった。その結果営業方針として訪問販売を始めた。
女の子が生まれたという情報を得ると直ぐに営業マンが出