江戸時代、夏になると、庶民らで妖怪百物語を語り聞く寄り集まりがあった
夏の夜、暗い部屋で語り部が集まった町民らに、百ある妖怪にちなむ話をしていくもの
そして一話が終わる毎に、部屋に灯したろうそくを一本ずつ消していく
そして、最後の一話が終わり、最後の一本のろうそくを消し、部屋が真っ暗になった時、妖怪が現れるとした、怖さに涼を求めた、今で言う夏の人気のイベントだった
そもそも、幽霊と妖怪との違いはなんだろうか
一説によると、人に対して現れるのが幽霊で、場所に対して、つまり決まった場所に現れるのが妖怪とされる
夜な夜な、風呂場に現れるあかなめ、川
連載:けんけんぱっ 春夏秋冬1