連載:けんけんぱっ 春夏秋冬1

夏の涼を楽しむ 人気妖怪書家逢香ouka展を観た①

江戸時代、夏になると、庶民らで妖怪百物語を語り聞く寄り集まりがあった

夏の夜、暗い部屋で語り部が集まった町民らに、百ある妖怪にちなむ話をしていくもの

そして一話が終わる毎に、部屋に灯したろうそくを一本ずつ消していく

そして、最後の一話が終わり、最後の一本のろうそくを消し、部屋が真っ暗になった時、妖怪が現れるとした、怖さに涼を求めた、今で言う夏の人気のイベントだった

そもそも、幽霊と妖怪との違いはなんだろうか

一説によると、人に対して現れるのが幽霊で、場所に対して、つまり決まった場所に現れるのが妖怪とされる

夜な夜な、風呂場に現れるあかなめ、川