映画「望み」      親になる覚悟

 すごく心にしみる映画だった。

 息子は気の優しいサッカー少年だったが、何かが、不良先輩の気に障って、プレー中 故意に怪我をさせられ、そのことからトラブルが発展して、彼の親友は殺害された。

 彼も行方不明で、主犯はその不良少年らしいが、ほかに3人の少年が行方不明で、彼は加害者一味で逃亡中なのか、被害者の一人で殺されているのか、分からなかった。

 母親は半狂乱で「加害者でも良いから生きていて欲しい」と願う。父親と少年の妹は、彼に人柄から「加害者になっているとは思えない」というと「あの子に死んでてほしいの!」と激昂する。

 家庭内に大きな対立が生まれ