連載:私の夏物語

「後期高齢者のクラス通信」を作成 私の夏物語Ⅰ

宅配便もコロナの中で、受領印は要らなくなった。玄関チャイムが鳴り、受け取ったのは「豊水」と言う今頃の季節ものの高価な梨だった。

それは普段全く交流のない同級生からだった。
私はこれが先日発送したクラス通信のお礼かと想像した。

昨年11月に卒業した中学校の創立60周年記念があった。
もう中学校を卒業して60年が経ったのである。
私は昨年秋頃から、この田舎の分校のような中学校から巣立ち、60年が経過したことに因み、20年前に発行した「クラス通信」の続編を発行する機会が来たと直感した。

春にクラスメートが、我が家に数人集まり、クラス通信