正岡子規 高尾山紀行 

1892年(明治25年)に

俳人 正岡子規と内藤鳴雪が高尾山に
甲武鉄道 明治22年に新宿~立川に4月開通
8月に八王子まで開通

12月 7日から二日間
道連れは二人 道具は二本足決めて
俳道修行に

一部抜粋

きぬきぬに馬叱りたる寒さかな 鳴雪
荻窪や野は枯れはてヽ牛の声  鳴雪

雪の脚宝永山にかヽりけり   子規
汽車道の一筋長し冬木立    子規

八王子に下りて二足三足歩めば大道に
群衆集めて声朗らかに呼びたつる独楽まわしは
昔の仙人の面影ゆかしく負うたる子を
枯草の上におろして無慈悲にわんぱくも