上野王子駒込辺三十三観音霊場巡り 第14番護国院

亀戸駅から都バス上26で谷中バス停下車、芸大美術館方面へ進む。美校と上野高校に挟まれた一角、緑濃い境内が魅力的な護国院。

東叡山寛永寺の子院で、開山は1625年、開基は徳川家康のブレーン、天海僧正(寛永寺の開祖)の弟子。1630年天海僧正によって寛永寺境内に釈迦堂が建立され、護国院は別当寺となる。大阪落城25年にあたる1639年、釈迦堂で豊臣・徳川双方の慰霊の法会が行われ、時の将軍家光から藤原信実筆と伝わる大黒天画像が奉納された。現在も谷中七福神の大黒天として信仰を集めている。

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