さて誰が最期に笑うでしょうか?

孤独死の現場で働く役場の担当者の苦労を描く。
「アイアムまきもと」と言う映画は人の尊厳を問う。
身内を失い社会からはじかれた人が迎える最期の人生。
その最後の葬儀さえできない現実に牧本さんは訴える。
本当に身内は居ないのか知らないだけではないのか。

たとえ身内の不幸を知ったところで縁の無い家族も居る。
無理やり葬儀をしたって困る家族だって現実には居る。
それでも誤解で大切な身内を無縁仏にするのは避けたい。
それだけの一心で人々の誤解を解くために奔走する姿は感動。
そんな牧本さんの生き様を描く物語は暗くて楽しくて面白かった。