人の死‥‥特に、老人の死というのは・・


一橋桐子<76>の犯罪日記 
     原田ひ香  評価 ☆☆☆☆☆

わずかな年金と清掃のパートで細々と暮らす
一橋桐子76歳には貯金がない。
ある日テレビで、収容された高齢受刑者が
介護されている映像を見た桐子は、
「刑務所に入りたい」と願うように…。

「刑務所に入りたい!」
高齢者の切なる願いは、
人に迷惑をかけずに生きることだった。

<著者からのコメント>
テレビや雑誌で、
凄惨な事件や驚愕の出来事などを
見るのが苦手です。
しばらく、そのことばかり考えて
何も手につかなくなったり、
眠れなくなったり